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軽貨物の冷凍車を解説!運ぶ商品温度や安全運転のための注意点も紹介

2023.2.21

これから軽貨物冷凍ドライバーになろうとしている方の中には、運べるものを知りたいと考えている方もいるでしょう。
冷凍車の温度設定や、トラックの種類などが気になる方もいるのではないでしょうか。

 

この記事では軽貨物冷凍トラックの仕組みや温度、種類について解説します。
記事を読めば自分に合った、軽貨物冷凍トラックを選べるでしょう。
冷凍ドライバーを目指す方向けに、仕事時の注意点も紹介するのでぜひご覧ください。

軽貨物の冷凍車を解説!運ぶ商品温度や安全運転のための注意点も紹介

軽貨物冷凍車の商品温度

軽貨物の冷蔵・冷凍車が運ぶ商品の温度は、-15~-25℃です。
冷凍は-15℃以下が基準ですが、さらに低い-25℃以下の設定をする場合もあります。

多くの業者では運ぶ商品が溶け出すのを防げるよう、温度基準を-18℃に設定している傾向が強いです。

なお、温度設定やキープできる温度別に、運べる商品は異なるので注意しましょう。

軽貨物冷蔵が輸送する商品の特徴

軽貨物冷蔵が輸送する商品の特徴を、それぞれ紹介します。

通常冷凍 生鮮食品がメイン
低温キープ冷凍 冷凍食品やアイスなどの凍結品

ここでは通常冷凍と、低温キープ冷凍をメインとして解説します。

通常冷凍|生鮮食品がメイン

通常の冷凍車は、肉や魚などの生鮮食品や冷凍食品を運ぶのがメインです。
そのため、トラックの温度設定は、それらを運ぶのに適した温度である場合が多いです。
温度の基準は-15℃からが一般的ですが、会社によっては-18℃からを基準にするところもあります。

 

通常温度の冷凍車が運ぶものは、青果や肉類・魚類などの生鮮食品がメインです。
冷凍食品などの加工食品を運ぶケースもありますが、アイスクリームなどの凍結が必須のものはあまり運ばない傾向にあります。

低温キープ冷凍|アイスなどの凍結品がメイン

-25℃以下をずっと保ち続けられる冷凍車は、アイスクリームを運べます。
低い温度をずっとキープできるかが、アイスクリームを運べるかの基準です。

 

温度がすぐに変わりやすい車両では、アイスクリームを運べないため気をつけましょう。
なお、-25℃をキープできる冷凍車は、温度設定変更をすれば生鮮食品も運べます。

軽貨物冷凍車の種類3つ

軽貨物冷凍車には、どのような種類があるのでしょうか?
ここでは3つの種類について紹介します。

 

● 機械式
● 蓄冷式
● 窒素式

 

冷凍車の種類により、運べる品物や請け負える業務は異なります。
自身で冷凍車を選ぶ予定のある方は、ぜひ参考にしてください。

1.機械式

機械式とは、5つの冷却装置を搭載して、荷台の冷却を行う冷凍車です。
車の中では冷凍庫のようにコンセントを差す場所もないため、クーラーと同じ原理で冷やします。
機械式は誰でも簡単に温度を調整できるため、幅広い用途で使用される傾向にあります。

 

車の冷房機能を使っているため、保冷時間を気にせず、温度調整もしやすいです。
どのような状況でも使いやすいのが機械式のメリットです。
バランスのよい性能を持つため、どんな商品の運搬にも使用しやすいでしょう。

2.蓄冷式

蓄冷式は、あらかじめ凍結させた冷凍板の冷気を利用して、庫内の温度を一定に保ちます。
夜間等の配送をしない時間帯に冷凍機を稼働し、冷凍板を凍結させる必要があります。

冷却時間は約8時間です。

エンジンを切っても荷台の温度が急激に下がらないため、積荷の荷下ろしが多い青果などの運搬に向いています。

3.窒素式

窒素式は、非常に温度の低い液体窒素を使って荷台の温度を下げ、低温をキープできる車両です。
特に、傷みやすい鮮魚や精肉の凍結運送に適しています。

 

最も冷却効率が高く、荷台温度を-40℃以下の超低温に下げられるのも特徴です。
-25℃以下の状態に車内を保てるため、アイスクリームなども問題なく運搬できるでしょう。

軽貨物一般トラックと冷凍車の違い

軽貨物一般トラックと冷凍車の違いは、エンジンにあります。
冷凍車は「冷房」エンジンを配送物と一緒に積み、そこから動力を得ています。
車の冷房機能を利用して、荷台を冷やしているのです。

 

2つエンジンがあるタイプの冷凍車が多く、そのタイプはエンジンを切っても冷房を稼働できます。
通常のトラックは1つのエンジンしか持たないため、車のエンジンを切ると冷房が止まる仕組みです。

なお、冷凍車の中には普通のトラックと同じように、1つのエンジンから動力を得るものもあります。

軽貨物冷凍ドライバーを目指す際の注意点

軽貨物の冷凍トラックドライバーを目指す方は、以下5つの注意点を守り業務に励みましょう。

 

● アクシデントにより庫内の温度が保てなくなる事態に備える
● 精度が高く丁寧な管理メンテナンスをトラックに施す運送会社を選び就職する
● トラックの管理方法や使用年数、検査の頻度を確認する
● 自身のトラックが冷やせる温度や運べるものを知る
● 冷凍トラックの種類やタイプ、エンジン数を把握しておく

 

冷凍車の特性やメンテナンス状態、エンジンの数を把握すれば食品が溶けてしまうようなトラブルを防げます。

まとめ

軽貨物冷凍トラックは、生鮮食品やアイスクリームを運ぶのに適したトラックです。
車両の種類により、運べる商品は異なります。
冷却できる食品に影響が出ないよう、トラックのメンテナンスをするのも大切な仕事の一つです。

 

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