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軽貨物で独立した方の失敗談とは?成功するためのポイントも紹介
2022.9.29軽貨物業は、開業届さえ提出すれば独立できます。
そのため、運送業をしている方であれば、一度は考えたことがあるかもしれません。
ただ、始めるのが簡単な反面、失敗する人も多い業種です。
本記事では、軽貨物業で独立した方の失敗談や成功させるためのポイントを紹介します。
とりあえず独立が簡単だからこそ、気軽に独立してしまうと失敗する確率が上がってしまいます。
独立する際には、実際に独立をした方の意見を聴きながら、慎重に行いましょう。
軽貨物業で実際に独立した方の失敗談
まずは、軽貨物業で実際に独立した方の失敗談を知っておきましょう。
● 仕事がない
● 思った以上に仕事がきつかった
● 仕事をしすぎてしまって体を壊してしまった
● 独立する際の借金の返済など資金繰りができなくなった
上記の4つが主に多い理由としてもあげられるので、くわしく見ていきましょう。
仕事がない
「仕事がない」という失敗は、独立をした方であれば誰もが直面する問題です。
仕事を獲得するのが予想以上に難しく、営業に追われてしまう状況になりやすくなります。
ここからも分かる通り、ある程度の人脈や営業ルートなどがなければ、独立後に仕事がない場合が多いです。
そして、そのまま廃業してしまう可能性があります。
個人事業主のため、仕事がなければ当然報酬も無く、生活ができません。
軽貨物業で仕事がなく失敗してしまう方の多くは、以下の3つに当てはまっている方が多いです。
● 運送業が未経験にもかかわらず運送会社に所属していない
● フランチャイズから斡旋された仕事しかしていない(仕事はあってもロイヤリティなどで利益が残らない)
● 軽貨物マッチングアプリのみに頼っている
独立した限り、安定して仕事があり続けるとは限りません。
もし、「明日仕事がなくなったら…」と常に考えておくようにしましょう。
思った以上に仕事がきつかった
独立前に運送会社で務めていた方であれば、あまりない失敗談です。
しかし、未経験から「車の運転が好きだから」といった理由で独立した方に多いでしょう。
軽貨物や運送は、荷物を運ぶだけではなく、運送先での荷物の積み下ろしなどの肉体労働も仕事の一つです。
それを知らず独立してしまい、思った以上に仕事がきつかったといった理由で廃業してしまう場合があります。
軽貨物はあくまでも運送だけではなく、荷物の積み下ろしなども重要な仕事の一つだと覚えておきましょう。
仕事をしすぎてしまって体を壊してしまった
仕事が無くなるのを恐れるあまり、仕事を依頼されてしまうと断らずすべて受けてしまう方が多いです。
もちろん仕事を受ければ受けるほど、利益が増えるのが独立したメリットでもあります。
しかし、キャパを超えた仕事で配送ミスが続いてしまうと、契約を切られ仕事が無くなるかもしれません。
また、体を壊し、仕事ができなくなれば収入は0になり、今まで継続していた仕事も切れてしまう可能性が高いです。
会社に勤めていれば、傷病手当などがあり、働いていない期間でもある程度の収入があるでしょう。
独立した場合、傷病手当などはないので、貯金などで生活をするしかありません。
独立する際の借金の返済など資金繰りができなくなった
軽貨物業で独立をする際に、仕事用の車を借金などをして購入する方が多いです。
車だけではなく、仕事をするにはカーナビや保険などもあり、思いの外お金がかかります。
乗用車であれば車検は主に2年に1回でいいものの、商業車になると毎年の車検が必要です。
そのため、車の維持費や最近は値上がりしているガソリン代などの資金繰りがかなり厳しいでしょう。
資金繰りが厳しくなって借金を繰り返してしまい、最終的に首が回らなくなって廃業する方もいます。
軽貨物業で独立して成功するためのポイント
ここまで、失敗談を紹介しましたが、もちろん中には軽貨物業で独立して成功している方もいます。
● 未経験で独立しない
● 委託先は慎重に選ぶ
成功している方が行っているポイントは、上記の2つです。
未経験で独立しない
軽貨物業だけではなく、それぞれの業界の中で暗黙のルールや流れが存在します。
未経験で独立をしてしまうと、そういったルールや流れを知らずに、誰にも教えてもらえずに仕事をしなければなりません。
仮に契約が取れたとしても継続してもらいにくいでしょう。
会社に勤めていれば、まず業界のルールや流れを教えてもらえます。
そのため、一度は会社に勤めるようにしましょう。
そもそもその仕事が自分に合うのかどうかも検討しやすいです。
もちろん、中には未経験で成功した方もいます。
しかし、確実に独立を成功させたいのであれば、未経験の独立は避けるべきでしょう。
委託先は慎重に選ぶ
委託先を選びは、今後の独立が成功するか失敗するのか1つ目の分かれ目になります。
● マージン
● 待遇
● 仕事内容
● 雰囲気
上記4つは委託先によって異なります。
マージンが安ければ利益が多くなりますが、マージンの安い委託先と契約をすると待遇や仕事内容が劣悪な可能性があります。
ただし、マージンが高いからいいところとは限りません。
マージンが高過ぎると、仕事をしても利益が手元に残りません。
契約をする前には下調べを行ったり、見学をしたりするのが重要です。
まとめ
現在はネットショッピングの需要も伸びているため、軽貨物業は稼げると独立を目指す方が多いです。
ただ、独立した方の全員が成功しているわけではなく、失敗し廃業している方も多くいます。
独立する際には「稼げるから」といった、安易な考えでは失敗します。
実際に独立した方の失敗談や成功するためのポイント、委託先の下調べなど慎重に物事を進めていきましょう。