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軽貨物の積載量はどのくらい?軽トラックと軽バンの違いもチェック!

2022.4.26

「そもそも軽貨物って何なの?」「軽貨物で運べる荷物の重さはどのくらいだろう?」などの疑問や不安をお持ちの方も大勢いるのではないでしょうか。

このコラムでは、軽貨物の積載量について詳しく探って解説します。
軽貨物が何かについても詳しく紹介しているので、気になる方はぜひご覧になってください。

軽貨物の積載量はどのくらい?軽トラックと軽バンの違いもチェック!

軽貨物って何?

軽貨物とは、軽自動車のカテゴリに含まれる軽貨物車両のことです。
より分かりやすく説明すると、荷物を積み込むことを目的として作られた車両のことで、通勤やレジャーなどに使用されている軽自動車とは区別されます。

また、軽貨物車両を使って行われる貨物軽自動車運送事業を指す場合もあります。
貨物軽自動車運送事業で取り扱われる荷物は、大型トラックを使用する長距離トラック運転手の仕事とは違って比較的軽くて小さなものが多いです。
非力な女性や高齢者層も仕事に就きやすいことが大きな特徴です。

 

貨物軽自動車運送事業で使用されている事業用軽貨物車は、ナンバープレートの部類番号が4からはじまる黒字ナンバーがほとんどであるため、そこから通常の軽自動車との判別ができます。
事業用軽貨物車両には、主に軽トラックか軽バンが使用されています。

 

軽貨物車両は、大型トラックよりも短距離用として用いられるケースがほとんどで、限られたエリアで行う仕事が多いです。
長距離トラックのドライバーなら、企業向けの運搬業務が大半を占めていますが、貨物軽自動車運送事業では一般家庭への配達が多いことも大きな特徴となっています。

軽トラックと軽バンの違いとは

事業用軽貨物車両として使用されている軽トラックと軽バンの違いとして、前輪から後輪までのホイールベースの長さが挙げられます。
どちらも車体の全長は同じですが、軽トラックではホイールベースが1,900mmで、軽バンは2,450mmです。

 

また、荷台がボディの外にあるか中にあるかの違いもあります。
軽トラックは荷台がボディの外にあるのに対して、軽バンは中にあります。

軽貨物の最大積載量とは

軽貨物に限ったことではありませんが、車体ごとに一度に運べる荷物の量は、法律によって制限されています。
一度に運べる荷物の量のマックスを「最大積載量」と呼んでいます。

軽トラックと軽バンを一括りで考えている方も多いようですが、最大積載量などの規定は異なるので注意しなくてはいけません。
以下に、軽トラックと軽バンの最大積載量などの詳細を記載します。

軽トラックの最大積載量

軽トラックにもいろいろなメーカーの車種が販売されていますが、いずれの場合も最大積載量は350㎏で統一されています。
荷台が外にある軽トラックでは、荷台に載せた荷物の重さのみに対して積載量が計測されることになっています。

例えば、荷台に設置されたクレーンや、車内に積み込んだ荷物や運転手や同乗者などの重量は積載量に加算されることはありません。

 

ただし、荷物を管理するのに荷台に人が乗る場合は、積載量としてカウントされることになるため注意が必要です。

また、積載量ではありませんが、軽トラックの場合は最大積載寸法にも注意しなくてはいけません。
定められた道路交通法にしたがって、くれぐれも荷台に載せられる荷物の大きさを調整してください。

軽バンの最大積載量

軽バンの最大積載量は、軽トラックとは違って車種ごとに変わるので、事前にしっかりと把握しておく必要があります。
また、荷台が中にある軽バンの最大積載量は、車両の定員人数分の重量とは別に計算されている点にも注意してください。

 

一般的には、軽トラック同様に最大積載量350㎏で、定員が2名に設定されています。
座席に載せる荷物については、1人10㎏までがそれぞれの携行品重量とみなされることになっています。

軽貨物の最大積載量に違反したときの3つのリスク

以下に、軽貨物の最大積載量を守らなかった場合に起きるリスクを3つ記載します。
軽貨物ドライバーの使命として、原則最大積載量を遵守しなくてはいけません。

1.道路交通法違反となり罰金が科される

最大積載量を超えた荷物を載せて車両を運転すると、道路交通法違反となって罰則が科されることになります。
ドライバーだけでなく、それを見過ごして仕事をさせた事業主や荷主なども罰せられるので、絶対に過積載をしてはいけません。

2.交通事故を起こす確率がアップする

最大積載量をオーバーすると、車両に負担がかかることとなり、正常な運転に支障をきたす可能性が高まります。
バランスを崩したりタイヤがパンクしたりなど、大きな危険を伴うことになるのです。

3.車両が故障しやすくなる

最大積載量を超えた荷物を運ぶことは、運転だけではなく車両に大きな負担がかかり、故障を起きやすくしてしまいます。
過積載を繰り返すことにより、車の寿命も短くしてしまうのです。

軽貨物ドライバーが最大積載量に違反した場合には、上記したようなさまざまなリスクを伴いますが、軽トラックと軽バンでは最大積載量を超えた荷物を運べる場合もあります。

 

それは、最寄りの警察署や交番などに「制限外積載許可申請」を提出することで可能になります。
手続き方法や許可基準は地域によっても異なりますので、事前に警察署などで確認してください。
その上で、申請をして許可されれば最大積載量を超えた荷物を運べることになるのです。